世田谷区では、地球環境を守るため、
「UCHIKARA」という取り組みを行っています。
このページでは地球環境を考えるヒントがたくさんあります。
環境について楽しく学んでみよう!

01 UCHIKARAってなに?
UCHIKARAロゴ

地球の未来をよくしていくために、世田谷区のみんなで取り組む新しいプロジェクト、それが「UCHIKARAうちから」です!

世田谷区は、二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)という地球を熱くしてしまうガスを、2050年までに「実質じっしつゼロ」にするという大きな目標に向かってがんばっています。その達成のカギをにぎるのが、わたしたちの日常にちじょうである「家庭かてい」です。

区に住むみんな、お店や会社、そして区役所が手を取り合い、エネルギーをかしこく使うことで、地球の環境かんきょうだけでなく、みんなのらしももっと良くなっていきます。

一人ひとりの「うち」から始まる小さなアクションを、未来へとつなげていきましょう!

UCHIKARAうちから」の名前には、3つの「うち」がめられています。
自分のうちから・自分や家族うちから・自分のうちがわから。

まずは「うち」のこととして、考えてみる・選んでみる・行動こうどうしてみる。そのひとつひとつが、地球の未来につながっていきます!

02 地球温暖化とは?
200年前と今の地球の比較
200年前と今の地球の比較

テレビや学校で、「地球温暖化ちきゅうおんだんか」という言葉を聞いたことはありますか?一言でいうと、地球の気温がだんだんと高くなって、地球全体ちきゅうぜんたいが「熱を出している」ような状態じょうたいのことです。 このまま熱が上がり続けると、自然災害しぜんさいがいえたり、動物たちが今までの場所ばしょきていけなくなったりしてしまいます。

地球のまわりには、「温室効果ガスおんしつこうかガス」という二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)などのガスがあって、これが「見えない毛布もうふ」のように地球をつつんでくれています。

この毛布もうふがあるおかげで、地球は冷えすぎず、わたしたちが生きるのにちょうどいい温度になっているのです。

でも、人間が電気を使ったり、車に乗ったりするために「石炭せきたん」や「石油せきゆ」をやすことで、二酸化炭素にさんかたんそがどんどん空気中に増えてしまいます。

その結果、温室効果ガスおんしつこうかガスが増えすぎて、宇宙うちゅうに熱がげなくなり、地球の温度がどんどん上がってしまうのです。これが地球温暖化ちきゅうおんだんかのしくみです。

地球が熱を出し続けると、天気のバランスがくずれてしまいます。

例えば、世田谷区でも、2019年の台風19号のときに多摩川たまがわの近くで水があふれる「浸水被害しんすいひがい」がおきました。

また、最近の夏はすごく暑くて、「熱中症警戒アラートねっちゅうしょうけいかいアラート」が出て学校の外で遊べなかったり、プールが中止になったりすることが増えています。

これも、地球温暖化ちきゅうおんだんか影響えいきょうの一つだと言われています。

クイズ

2025年の東京、猛暑日もうしょびは年に何日あったんだろう?

2025年に東京で、最高気温さいこうきおんが35℃以上になる「猛暑日もうしょび」が何日あったでしょうか?

  1. 1. 約5日
  2. 2. 約15日
  3. 3. 約30日
正解 3. 約30日(実際は29日)

「え、1か月近くも?」とおどろいた人もいるかもしれません。2025年の東京では29日間も猛暑日もうしょびを記録し、1875年に統計とうけいを始めてから150年間でもっとも多い年になりました。

1970年代には、猛暑日もうしょびは年間数日程度でした。それが今では約30日——昔と比べると、大きくえているのです。

学校の外で遊べなかったり、プールが中止になったりすることがえているのは、こうした変化と関係しています。このまま温暖化おんだんかが進むと、猛暑日もうしょびはさらにえると予測よそくされています。

(出典:日本気象協会 tenki.jp「東京都心 歴代最多と月間最多をさらに更新」2025年9月8日)

03 なぜわたしたちが取り組むの?
家庭からの排出量が51%

気候変動きこうへんどう対策たいさくというと、大きな工場や会社がすることだと思うかもしれません。

でも、世田谷区では、家での行動こうどうにも大きな意味があります。

世田谷区は多くの人がらすまちで、区内で出るCO2の半分以上が家庭かていから生まれています。

省エネしょうエネ再生可能エネルギーさいせいかのうエネルギーへの切り替えなど、家庭かていでの工夫でCO2はまだまだらしていけます。 それだけ、家庭かていでの工夫がCO2をらす大きな力になるということです。

省エネしょうエネをしたり、家電を見直したり、再生可能エネルギーさいせいかのうエネルギーを選んだりすることは、CO2を減らすだけでなく、光熱費こうねつひ負担ふたんおさえ、毎日のらしをより快適かいてきで安心なものにしていくことにもつながります。

04 アクション1
家庭の中で電気をたくさん使っている電化製品は?

おうちの中で一番たくさんの電気を使っているのは、「エアコン」と「冷蔵庫れいぞうこ」です。 エアコンはお部屋の空気をあたためたり冷やしたりするのに、とても大きなパワーが必要になります。 冷蔵庫れいぞうこは24時間ずっと食べ物を冷やし続けています。

夏の暑さや冬の寒さは「まど」から出入りします。 エアコンを使うときは、カーテンをめて熱をブロックしましょう! また、月に1回、エアコンの「フィルター」にホコリがないかチェックすることも大切です。

家の熱の出入りが一番多いのは「まど」です。 カーテンをめるだけで、手軽な断熱対策だんねつたいさくになります。 また、フィルターが目詰まりめづまりしていると、約25%もムダな電気代がかかってしまいます。

「麦茶か牛乳かジュースか・・・どれ飲もうかな~」とドアを開けっぱなしにするのはNGです。 開ける前に取り出すものを決めて、10秒以内にサッとめましょう。 また、中身をまず、少しすき間を空けておくと冷えやすくなります。

ドアを開ける時間をらし、中身を「パンパン」から「半分」にするだけで年間数千円の節電になります。

体をあらうときはシャワーをしっかり止めましょう。 そして、お湯が冷める前に家族みんなで続けてお風呂ふろに入ると、さらに効果的こうかてきです。

家庭かていのエネルギー消費の約3わりが「給湯きゅうとう」です。 シャワーを1日たった1分短縮たんしゅくするだけで、ガスがす・水道代合わせて年間3,000円以上の節約に。家族が間隔かんかくを空けずに入浴するだけで、不要な追いだきを防ぐことができ、我慢がまんせずに年間数千円〜1万円近くがく、コストパフォーマンスの高いアクションです。

05 アクション2
アクションのイメージアイコン

おうちのCO2を大きく減らすためには、大人おとなだからこそできるアクションがあります。 ここから先は、おうちの人に「こんな方法もあるみたいだよ!」と教えてみましょう。

あなたのおうちではどれができそうか、大人おとな一緒いっしょにチェックしてみましょう。

おうちで使っている電気を、CO2を出さない「再生可能エネルギーさいせいかのうエネルギー」に変えることができます。 スマホやパソコンから簡単かんたんに手続きできるサービスもあります。

もし、おうちの冷蔵庫やエアコンが「10年以上前の古いもの」だったら、新しいものにするだけで使う電気がグンと減ります。 買いえるチャンスがあったら、「省エネしょうエネのものを選んでほしい」と伝えてみましょう。

おうちのまどを"あたたかさやすずしさがげにくいまど"に変えたり、屋根に太陽光パネルたいようこうパネルをつけて電気を作ったり、電気で走る車(EV)に乗ったり……。

もしこれから先、おうちの人が「家を直そうかな」「そうかな」「車を買い替えようかな」と話しているのを聞いたら、「地球にやさしい選び方もあるよ!」と伝えてみましょう。

再エネ電力プランへの切り替えは、工事不要、ネットで手続きが完了する、手軽に始められる選択せんたくです。 生活スタイルに合ったメニューを選ぶことで、電気代を抑えられる可能性も。

それ以外にも、家庭かていでの選択肢はいくつかあります。 自治体等じちたいとう補助制度ほじょせいどを活用できる場合もあります。

  • 省エネしょうエネ家電への買い替え:最新機種(さいしんきしゅ)にするだけで、電気代とCO2を大幅に削減さくげんできます。
  • 断熱だんねつリフォーム:窓や壁の断熱性を高めると、室内の快適かいてき性が上がり、冷暖房費れいだんぼうひ削減さくげんにもつながります。
  • 太陽光パネルたいようこうパネル蓄電池ちくでんち導入どうにゅう光熱費こうねつひ削減さくげんと、停電時ていでんじの安心感につながります。
06 再生可能エネルギーってすごい!
各地の再生可能エネルギーの取り組み

再生可能エネルギーさいせいかのうエネルギーは、太陽の光、風の力、川の流れなど、「使ってもなくならない、自然の力」を使って電気を作る、地球にやさしいエネルギーのことです。

世田谷区には、100万人近い人が住んでいて、たくさんのエネルギーを使っています。 でも、大きな太陽光パネルや風車ふうしゃを置く広い場所がなかなかありません。 そこで世田谷区では、自然がゆたかな他のまちと協力きょうりょくして、再生可能エネルギーさいせいかのうエネルギーを分けてもらっています。

例えば、川場村かわばむらの使っていない木材、新潟県にいがたけん温泉おんせんの熱、長野県ながのけんにあるダムの水の流れ(水力すいりょく)、そして青森県あおもりけんの太陽の光から作った電気を分けてもらっています。

神奈川県三浦市かながわけんみうらしには、世田谷区がつくった「世田谷区みうら太陽光発電所はつでんしょ」があります。 ここで太陽の光をたっぷり浴びて作られたクリーンな電気は、世田谷区内のバス停の明かりなどに使われています。

クイズ

太陽のパワーはどれくらい?

太陽の光は、地球にものすごい量のエネルギーをとどけています。 もし、地球にそそぐ太陽のエネルギーを「たった1時間だけ」すべて集めて電気にできたとしたら、世界中の人が使う電気のどれくらいをまかなえるでしょうか?

  1. 1. 世界中の電気の「約1日分」
  2. 2. 世界中の電気の「約1ヶ月分」
  3. 3. 世界中の電気の「約1年分」
正解 3. 約1年分

実は、たった1時間分の太陽のエネルギーで、世界中の人が1年間に使うエネルギーをまかなえるほどのパワーがあると言われています。 これをうまく集めることができれば、エネルギー不足の心配がなくなるほど、太陽の力は絶大ぜつだいです。

もっと知りたいあなたへ

もっと環境かんきょうのことや、エネルギーのことを知りたい!と思ったあなたへ。 楽しく学べるおすすめのサイトを紹介しょうかいします。